IYO DENTAL ASSOCIATION

動物と歯を磨こう 第1回 平成6年6月4日【カバ】

伊予支部

 「麻生幼稚園、砥部幼稚園、宮内幼稚園の皆さん、おはようございます」総合司会の新先生の第一声が、とべ動物園ふれあいセンターに響いた。「おはよ〜ございま〜す」園児220人分の元気一杯の返事も会場中に響きわたる。

 6月4日(土)午前10時。白衣のかわりに全員、芳付先生デザインのカバのイラスト入りのブルーのTシャツを着用し、歯鏡も探針も使わない今回の「歯の衛生週間行事」がついに始まった。

 開会の挨拶を篠崎支部長と山崎動物園々長がされた後、高橋先生が「人間の歯・虫歯の話」を升田先生作の「虫歯にしない3つの約束」のパネルを使い話され、次に、獣医師の生野先生が「動物の歯の話」を、草食、肉食、雑食のそれぞれの動物の頭骨標本を使い話された。続いて、お話の内容に基づいた「○×クイズ」が、坂見先生と山本さんによる軽妙な司会で行われた。ちなみに、5問全問正解者は17人。後で、足立先生から動物園グッズが贈られ、大喜びしていた。

 10時45分。ふれあいセンターでのお勉強が終わり、いよいよカバ舎へ移動である。講演で使用したパネルを平田先生と清水先生がプラカードのように掲げ、各幼稚園の先頭に動物のぬいぐるみを配置し、パレード風に行進した。ゾウさんを塩崎先生、パンダさんを鎌田先生、トラさんを西本先生、ウサギさんを清家先生が被り、汗だくで子供達にサービスしていた。

 カバさんの歯みがきは、愛称ミミ、6歳の雌の歯を、9人の代表園児が3本の特製歯ブラシで交代しながら磨くものだ。この歯ブラシは1.2mあり、洗車用ブラシを改造した西岡先生の苦心作である。カバは、園児達に歯を磨かれ、気持ちよさそうに大口を開けていたが、突然、歯ブラシをくわえ水中に逃げたりと、予期せぬ場面もあり、池の周囲で見物していた園児や一般客は、歓声を上げ、拍手をし、大笑いしと、なんともにぎやかな、ノンペーストブラッシング・カバ法??だった。

 さて、この行事の様子は、NHK、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、各局のニュースとなり、また、愛媛、朝日、読売、毎日、リビングまつやま、各新聞の記事にもなった。望外の反響に、私自身、しばしカバ状態、開いた口がふさがらなかったほどだ。

 「動物と児童のふれあいを通して、口腔衛生に対する興味と関心を高め、同時に、話題性のある行事を行うことにより、県民に広くアピールすること」を目的とした、今回のヘルスプロモーションは、子供達の楽しそうな笑顔と、社会的な反響を得ることができ、どうやら成功したようだ。

 この誌面をお借りして、改めて、動物園関係者、幼稚園関係者、報道関係者、歯科医師会関係者、特別参加いただいた松山中央保健所の山田先生、この行事を応援していただいたすべての方々、そして、カバのミミちゃんに、心から感謝いたします。ありがとうございました。

(伊予市 佐々木典彦)

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