IYO DENTAL ASSOCIATION

動物と歯を磨こう 第10回 平成15年6月4日【ヒツジ】

羊が1匹…眠れぬ夜も歯をみがこう!
伊予支部

 第10回目を迎えるにあたり、節目もあり記念的なことも考えたが(当方からの希望は10回に因んで「テン」という動物がいいのでは?との意見が多かったが、とべ動物園には残念ながらいなかった。また、10才の動物・10匹の動物も候補にあがったが適任動物がいなかった。他にはペンギン、以前秋篠宮殿下に巻きつけたニシキヘビ等が候補に挙がったが…)なかなか都合よくはいかないものである。毎回こどもたちに楽しんでもらうため、またメディア受けを考えて、みがく動物をなんにするかと考えると今宵も眠れない…。(とべ動物園の方でも色々考慮してくださるが、動物が死んだり、体調がわるかったり、妊娠していたりとうまくいかないことが多い。)
 動物園の方からは、大型のカメ(ゾウガメの1種)との提示があり、練習をしてみると言われたが、後から連絡があり歯ブラシを出すと頭を引っ込めてしまってダメだった。(ほんと手も足もでメェ〜ェ!)
 今年の動物もすったもんだの末、干支に因んでヒツジ(サフォーク)に決定した。そして特別ゲストにはメリーさんと言いたいところだがそれはなかった。サブタイトルを佐々木典彦支部長先生の発案により「羊が1匹…眠れぬ夜も歯をみがこう!」に決まった。(毎回眠れぬ思いをさせてしまい申し訳ありません。本当に頭が下がります。)

 6月4日(水)朝、晴れだメェ〜ェ。
 午前10時、新しく副支部長になられた二宮順二先生の総合司会で今年の「歯の衛生週間行事」が始まった。今回は、以前お誘いしたが都合が悪く参加出来なかった松前町立松前幼稚園、古城幼稚園の年長児たち60名と教員7名を招待した。また一般の参加者も多数でアニマルステージはにぎわっていた。(でも身内の方が多いかも?・・・)
 伊予歯科医師会新会長の佐々木典彦先生の挨拶に続いて、とべ動物園園長生野一郎先生に挨拶をしていただいた。
 次に古城幼稚園の園医をされている西本公紀先生により「人間の歯、むし歯の話」があった。山口さんちのツトムの歌になぞりながら、ミュータンス菌の特徴や欠点をあげて、むし歯菌マンと歯みがきハーマンやフッ素マンを登場させ、どうすればよいか子供たちに問い掛けたりして、スムーズに進行した。参加した園児たちも十分に歯のお勉強が出来たようだ。
 そして「動物の歯の話」を今年初めて女性獣医師の森松清美先生が動物の骨の標本(ヒツジ・ウマ・イヌ・ジャガー)を使用して、いろんな動物の食に対応した歯について、わかりやすく説明していただいた。ヒツジは、ウシ同様草食で反芻(はんすう)する動物のため上顎の前歯がないことや、ジャガーの牙は手の代わりにエサとなる動物を捕獲する機能も有しこと、哺乳動物は人間同様に歯無しで生まれ、乳歯から永久歯と萌え変わるなど、子供たちも興味深かったようだ。
 続いて県技歯科衛生士科の学生さんたちの寸劇では、子供たちが大好きなキャラクターのアンパンマンたちが登場して、歯みがきの大切さをテーマに話が進んだ。その後歯みがきのお姉ーさんが登場し、子供たちも歯みがきのお勉強が出来たようだ。最後にアンパンマンのテーマソングに合わせて、園児たちといっしょに踊りながら、歯みがき体操を楽しんでしていた。
 毎年恒例の「○×クイズ」は、ユーモアたっぷりの名司会 坂見一彦先生・上山美穂先生で進められた。園児たちは良くお話を聞いてお勉強していたので「○×クイズ」ではたくさん正解していた。例年招待園で代表園児(各2名)を事前に選んでもらっているが、一般参加者からもヒツジの歯みがきをする子供1人の選出を予定していたが、長浜町から参加してくれた村橋勇磨くん(5歳)に決まった。
 アニマルステージの周囲では、入場口から移動したぬいぐるみ3体(渡部英樹先生、瀧口直隆先生、そして特別参加の曽根淳一さん。いつも同じメンバーでは大変なため、この大役に名乗りを挙げて頂いた先生方と、いつもホームページでお世話になっている方である。特に曽根さんは始めからハイテンションで頑張っていたので、子供たちに大人気であった。)と観衆が見守る中、各園の代表園児4人と勇磨くんはステージに上がり、本日の主人公ヒツジ(サフォーク種)のペーター君登場を待っていた。いよいよ、メインイベントの歯みがきである。キーパーの井上依里子さんからヒツジについて説明をうけた後、選ばれた5人は、ヒツジのペーター君の歯みがきを楽しそうにしていた。
 ヒツジの歯みがきを終えた勇磨くんや招待園児たちには、記念品の歯ブラシと歯磨き剤、デンタルミラー他がプレゼントされた。閉会の挨拶では二宮先生から、保護者の仕上げ磨きが大切との言葉で締めくくって頂いた。今日のことを思い起して歯磨き・フッ素洗口を行いカリエスフリーをめざして頑張ってほしい。

 「動物と児童とのふれあいを通じて、口腔衛生に対する興味と関心を高め、同時に、話題性のある行事を行うことにより、県民に広くアピールすること」を目的としたヘルスプロモーションは、今回も民放5局のニュース、3新聞杜の記事に取り上げられ、まずまずの成功だったと思う。とべ動物園における「歯の衛生週間行事―動物さんと歯をみがこう!」のイベントも、毎回各テレビ局・新聞社が報道されるごとに、その注目度の大きさに気持ちを新たにさせられる。
 この誌面をお借りして、改めてこの行事を応援・協力していただいたとべ動物園、報道機関、歯科医師会の各関係者、県立歯科技術専門学校歯科衛生士科の皆さん、また協賛して頂いた各社に感謝致します。そして何より、日頃歯磨きなどしなくてもいいヒツジのペーター君には感謝の意を表したいと思います。
 また今回で10回の節目が終わり、来年からは更なる話題性に富んだイベントになるよう企画し、更なる10年に向けて地域住民に対し予防の大切さを知ってもらえるよう頑張りたいと思います。

(伊予郡 稲田雅仁)

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